「他の人がどんな企業に転職したいと思っているのか?」と疑問に思うことはありますか?やはり多くの人はこのような疑問を抱えているらしく、世の中には転職人気企業ランキングといったものがあります。このデータから世間の動向を見てみましょう。
年度を問わず人気なのはトヨタ自動車やGoogle、ソニーといった有名大企業です。やはり働く側からすれば金銭面を含めた待遇の良さが魅力に映るようです。国際的に競争している企業で働くことにやりがいを感じる方も多く、優秀な人材が集まる傾向にあります。他にも、Apple Japanやヤフー、本田技研工業、パナソニック、全日本空輸といった、社会人ならだれでも知っているような一流企業が名を連ねます。せっかく転職するのであれば、安定した良い企業に行きたい、キャリアに繋がるような場所で働きたい、というのが大勢の意見のようです。

一方で、不人気企業のランキングというものも巷では存在します。不名誉なランキングですが、ブラック企業の罠にはまらないためにも不人気企業を調べておくのも良いかもしれません。
データを見てみると、ワタミ株式会社、株式会社ゼンショー、株式会社ファーストリテイリング、日本マクドナルド株式会社といった、ニュースや新聞で悪い話を耳にするような企業が軒並みランクイン。他にも、営業成績至上主義的な企業や、仕事が厳しいと噂の企業の名前が挙がっています。やはり、わざわざ転職してまで待遇の悪い会社に行きたくない、というところでしょうか。一方で意外にも人気企業であるはずのトヨタ自動車がランクインしています。有名大企業だからこそ発生する苦労やストレスというのもあるのでしょうか。

ここまで人気企業・不人気企業を概観しておいて書くことではないかもしれませんが、私自身はこのようなランキングを気にしたことはありません。というのも、他の人がどう思っているか、どこの企業が人気を集めているかなんて関係がないからです。転職は自分自身のやりたいこと、自分が納得できる労働条件を得るためにするものです。確かにGoogleやAppleといったインターネット関連の企業は人気がありますが、だからと言ってそういった仕事に興味が無い方が入社したところで、おそらくやりがいを感じず辞めることになるのではないでしょうか。転職において一番大切なのは、「自分は何をやりたいのか」です。ランキングや噂・評判など気にせず、自分の入りたい企業、進みたい道を突き進むのが良いでしょう。