転職をするにあたって、選択肢は実に様々です。以前に働いていたスキルを活かせるように、前職と同様の業界を志望する人もいれば、以前の仕事とは全く毛色の異なる職種にチャレンジしたいと考える人も少なくありません。それでは、転職を考えている人に人気がある仕事にはどのようなものがあるのでしょうか。また、実際そこに転職した人は前職に何をしていたのでしょうか。今回は営業職と販売・サービス業の二つをピックアップして見ていきたいと思います。
営業職の中で一番人気の職種は、食品・消費財系で、業種としても食料品メーカーが高い人気を誇っています。日常生活で扱うものということもあり、知名度もある身近な商品に携わりたいと考えている人が多いようです。また、不況といわれている昨今でも食料品をはじめとする内需産業は比較的堅調で、そういった安定感も人気の理由の一つと言ってよいでしょう。実際この職種に転職した人たちの前職を見てみると 営業経験者が中心で、異職種からの転身は少数 だそうです。また、少数ではありますが販売やサービス系の職種から成功する場合もあるようです。商品を仕入れる側からの視点や知識、そしてコミュニケーション能力を評価される場合などもあるようです。
販売・サービス業では店長職や店舗管理といった店舗の運営に携わる職種が人気を集めており、業種としては外食産業や旅行、冠婚葬祭関係が人気なようです。スタッフクラスからのステップアップをしたいと考えている人を中心にマネジメントや店舗運営に携わりたい人が多いようです。実際にレストランの店長職に転職した人を見てみると、 経験者を中心に営業職出身者も多数いる いるようです。スタッフの経験を活かして店長職に就いたり、売上などの数字に関する感覚や知識、コミュニケーション能力がが評価されての採用が少なくありません。
今回は営業職と販売・サービス業で人気の仕事を取り上げました。この二つの業界はお互いに携わることもあり、相互に転職の傾向があることがわかりました。人気の仕事ということは、それだけ採用の倍率も厳しいということです。今までの経験をこれからどのような形で活かすことができるかというのはもちろんのこと、なぜこの企業でなくてはならないのかということも強くアピールすることが大切です。